普通のやることリスト(To Do List) のほとんどは「できないことリスト」になってしまう

できることにフォーカスして、できることだけに絞り込んで戦略ややるべきことを決めたとしても、それだけでは思い通りにことは進まない。

よく、「手帳術」とか、「タスク管理術」といった内容の書籍や雑誌の特集、ブログの記事などがあるが、To Do List に書いていることを確実にこなすことができる人は、そう滅多にはいない。

科学的統計を元にしているわけではなく、単なる個人的な感覚だが、おそらくは、全体の1割以下、いや、実はほんの1%もいないのではないだろうか?

いつやるか?を決めていないことは実行されない

日々の仕事をしていると、「緊急且つ重要な仕事」というのが多かれ少なかれ入ってくる。

戦略(および、戦略実現のための活動)の多くは、「緊急ではないが重要な仕事」にあたるものが多い。

important-but-not-emergency-600x386そのため、「緊急」の仕事が入ってくると、つい後回しにしてしまう。

あるいは、学生症候群(夏休みの宿題を、8月31日までやり始めないような期限ぎりぎりにならないと始めない心理)によって、先延ばしが起きる。

これは、ごく普通の人の、普通の感覚だろう。

これを打破するには、たった一つのことしかない。

やると決めたタスクは、「いつやるか」を決めることだ。

それも、「○月○日の○時~□時までの間で実施する」と、具体的に時間まで決めておくことだ。

そして、「決めたことは決めたとおりにやる」という戦略を採ることだ。

たとえ、緊急の仕事が入っても、すでに決めたタスクが入っているので、そのタスク実行の時間を避けるのである。

割り込みの仕事をすぐにしないなんて無理!

という人がいる。

果たして本当にそうだろうか?

親戚に不幸があったとき、ありとあらゆる仕事を調整するだろう。

事故にあったら、強制的に仕事をキャンセルさせるだろう。

要は、「本気でやる」かどうかだけなのである。

本気になれば、この程度の調整は絶対できる。

調整できないのは、「本気でやる」と思っていないからだ。

戦略とは「必達」でなくてはならない

参考:戦略とは何か? ~ なぜ戦略を立案しても達成することができないのか? Part2 ~
   戦略とは二者択一である(城野宏)

ところが、緊急でないという理由で取り組まないということは、、必達でなくてもよい」と決めているのと同義である。

必達と考えていないから実行せず、やらない言い訳が積み上がり、最後に時間切れでやっぱりできないのである。

必達で考えていれば、一見すると「緊急でない」仕事に見えても、スケジュールで設定した日時になれば、それは今すぐやらねばならない仕事であり「緊急」と同じ扱いにするべきなのだ。

仮に、親戚の不幸など、どうしてもそこで割り込まねばならないことがあり、実行しようと思っていたことができなかったら、代わりにどこでやるか?をすぐ決めねばならない。

To Do List が機能している人でも

作ったTo Do Listを確実にこなすことができる人も、実は、「いつやるか」を決めている。

明日やるべきことをリスト化したとすると、明日のいつするのか?を考えているはずだ。

そうでなければ、ただ漫然と時間が経過することになる。

 

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いつやるか?を決めないと、実行されないからである。

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岡本 興一

クライアント経営者からは「カウンセラー」と呼ばれている自称「IT活用コンサルタント」。 ホームページ制作の依頼があっても、経営改善のための社長カウンセリングが始まり、なかなか制作が始まらないということで有名。 1971年生まれ。国立大阪大学工学部卒業。 ネットとITに詳しい経営者のサポーターで、仕組み作りのプロフェッショナル。 PHS販売数日本一の通販サイトや、圧倒的な売上を作るホテルのサイトなど多数プロデュースし、インターネットやITを経営に役立てるためのノウハウを常に仕入れ、実践しているだけでなく、経営に関する様々なノウハウ、メソッドの研究を行っており企業の「戦略」策定能力には定評がある。 保有資格:ITコーディネータ / CompTIA e-Biz+ / TCAE /公認情報セキュリティ監査人 / 情報セキュリティアドミニストレータ / CSMS(米国SEW認定SEO/SEM スペシャリスト)など多数
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