SWOT分析時に精度を上げるためのフレームワーク

SWOT分析を行う時、外部環境分析に最も苦労するという会社が多い。

当然といえば当然で、内部は自分のことだから、日々目にしているし、問題意識も多くもっているが、外部環境とは、社外に出て行かねば入ってこない情報、社外の人やメディアなどから採り入れるべき情報などが主体となるからである。

そこで、次のようなフレームワークを使って検討すると外部環境分析の精度をより高めることができる。

3C分析

これは経営戦略策定の前にするべきSWOT分析はビジョンを定めることで驚くほどスムーズに進むというエントリーでも紹介した方法

3c_analyze

外部環境を3つの視点で検討するというものだ。

 

だが、この3つの視点で検討するときに、ではどうやって考えれば??と迷ってしまう場合も多いようである。

そこで、次の2つのフレームワークを使うとよい

 

PEST分析

外部環境を分析する際、マクロな視点とミクロの視点で分析することが推奨されている。

マクロ分析ではPESTが分析の代表的なフレームワークと言われる。

P:Politics(政治) ・法規制(規制強化・緩和)
・税制
・裁判制度、判例
・政治団体の傾向
E:Economy(経済) ・物価(インフレ・デフレ)
・成長率
・金利・為替・株価
S:Society(社会) ・人口動態
・世論・流行
・教育水準
・治安・安全保障
・宗教・言語
・自然環境
T:Technology(技術) ・技術開発投資レベル
・新技術の普及

 

 

要は、自社の置かれている外聞環境に関して、上記の4つの視点で状況について列挙していき、現状を分析しようというもの。

分析という言い方をしているが、単純にチェックリスト的なものと捉えても良いかもしれない。

上記に記載しているような観点で、自社の状況について客観的事実を列挙し、見逃している問題が無いか、重要な問題がないかを見つけるために使えばよいフレームワークだ

 

ファイブ・フォース分析

ミクロ分析では、ファイブ・フォース分析というものがよく使われる。

このフレームワークは業界の競争環境の激しさを知り、該当市場がビジネスで利益の確保の可能性を把握するために用いられる。

ファイブ・フォース分析では、5つの要因(フォース)について分析する。

5force_analytics_600x450

買い手の交渉力 切り替えコストの高さや、(価格)交渉力などを評価
供給企業の交渉力 差別化の程度、プレイヤー数、購買ボリュームの需要性、などから仕入れ価格に関する交渉力などを評価
新規参入業者 ブランドの威力、切り替えコスト、必要な資本料、専門的知識や学習/経験曲線の影響などから市場への参入障壁の高さを評価
代替品の脅威 代替品の価格、差別化とそれに対する顧客の認知から切り替えコストを評価
競争関係 競合企業数、業界の成長、ブランド、広告費用などから競争状態を評価

 このように、もっぱら自社の競争力、市場、マーケットについて、5つの視点から分析する。

具体的には次の表のように、「相手」と「ポイント」を列挙していくことで分析できる。

競争要因競争または交渉相手競争または交渉のポイント
買い手の交渉力

A社

B社

C社

D社

E社

価格(市場価格、仕切価格)

マージン

安定供給

納期

信用力

販売支援

商品ラインアップ

サポート力 

供給企業の交渉力

あ社

い社

う社

コスト

協調体制

納期

品質

系列関係

法令

新規参入業者

α社

β社

γ社

コスト

販売チャネル

ブランドイメージ

企業の信用力

顧客セグメント

営業力

広告宣伝力 

代替品の脅威

代替品01

代替品02

代替品03

市場価格

流通ルート

広告宣伝

機能の多様性

操作性

他市場への展開力

競争関係

X社

Y社

Z社

XX社

YY社

ZZ社

コスト

性能・機能

品質

ブランドイメージ

製品で座に

開発スピード

サポート

販売力

広告宣伝力

これらのフレームワークを使うことで、なかなか思いつかない外部環境についてマクロ的視点、ミクロ的視点から客観的につかむ手助けとなるはずだ。

 

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岡本 興一

クライアント経営者からは「カウンセラー」と呼ばれている自称「IT活用コンサルタント」。 ホームページ制作の依頼があっても、経営改善のための社長カウンセリングが始まり、なかなか制作が始まらないということで有名。 1971年生まれ。国立大阪大学工学部卒業。 ネットとITに詳しい経営者のサポーターで、仕組み作りのプロフェッショナル。 PHS販売数日本一の通販サイトや、圧倒的な売上を作るホテルのサイトなど多数プロデュースし、インターネットやITを経営に役立てるためのノウハウを常に仕入れ、実践しているだけでなく、経営に関する様々なノウハウ、メソッドの研究を行っており企業の「戦略」策定能力には定評がある。 保有資格:ITコーディネータ / CompTIA e-Biz+ / TCAE /公認情報セキュリティ監査人 / 情報セキュリティアドミニストレータ / CSMS(米国SEW認定SEO/SEM スペシャリスト)など多数
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コメント

  1. […] だが、すでに「SWOT分析時に精度を上げるためのフレームワーク」というエントリーで記載した通り、実際には、外部環境の状況を分析するためのリストのようなものでしかない。 […]

  2. […] だが、すでに「SWOT分析時に精度を上げるためのフレームワーク」というエントリーで記載した通り、実際には、外部環境の状況を分析するためのリストのようなものでしかない。 […]

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