なんで、IT業界、ウェブ業界って、いつまでもこんな業者が多いんだっ!

【SEO対策(検索エンジン上位表示)業者の大半は関わってはいけません】

SEO-145

普通の会社の社長さんはホームページとかSEOのことはよくわからない

友人の紹介でからおつきあいをさせていただいてる会社の社長さんから相談をいただいた。

おつきあいといっても、「ホームページのことで悩んでいる」ということで、友達の紹介だから一切お金をもらうことなく、友人からの相談と同じようにいろんなアドバイスをさせていただいているだけの関係。

で、お話を聞いていると、サイト(ホームページ)の構築に100万円程度、毎月保守費用として、4万8千円、SEO対策(検索エンジン上位表示)費用として8万円(計、月額12万8千円)も支払っているという。

保守内容を見ると、ブログとフェイスブックへの記事投稿代行(担当者から送信された原稿案を修正してアップ)するだけで、4万円、サーバ費用として8千円もとっている。

SEO(検索エンジン上位表示)対策については何をしているかさっぱり不明。

問い合わせフォームの追加などを行うと、別途費用が必要で、1回あたり15万~30万円の費用を払ったことがあるらしい。

すでに1年半も払い続けており、支払い総額は250万円を超えたという。

そこで、契約の見直しをすることをおすすめしたが、社長さんは、「相手が何を言っているのか、さっぱりわからない」とおっしゃる。

そこで、相手の会社との交渉の場に、オブザーブ(同席)することになった。

 

ウェブ制作会社に訪問して・・・

一通りの説明を聞いた後、SEO(検索エンジン上位表示)対策の内容について質問をさせてもらった。

 

 私

 SEO(検索エンジン上位表示)対策とは何をしているのですか? 内部対策、外部対策あると思うのですが・・・

※ 内部対策:ホームページそのものを修正すること
※外部対策:ホームページに修正を加えず、他のサイトからのホームページに対するリンクを集めること

 制作会社  内部対策と外部対策です
 私  外部対策と言うことは、ターゲットサイト(上位表示させたいホームページ)への被リンクを作ると言うことですか?
 制作会社  それだけではありませんが、そうです。
 私

 費用を支払って、被リンクを集める行為は、GoogleからSPAM(スパム:不正行為)と指定されている行為のはずですが大丈夫なんでしょうか?

 制作会社  当社ではSPAM(不正行為)は一切やっていません
いや、毎月費用を払うことで、被リンクをしてもらい、検索順位が上がるということでしたら、リンクをお金を出して買うということになりますよね。それはGoogleが禁止していることです。なぜ、SPAM(不正行為)ではないのですか?
制作会社 当社ではSPAM行為(不正行為)は一切やっていません
お聞きしたいのは、被リンクを提供されているということであれば、Gooogleの禁止事項に該当するのではないか?ということです。
制作会社 当社ではSPAM行為(不正行為)は一切やっていません
被リンクを集める以外に、外部対策として有効な施策があるなど聞いたことがありませんが、ほかにやっていることは何なんですか?
制作会社 企業秘密なので答えられません
GoogleにてSPAM行為(不正行為)として禁止されていることをやられていないことを確認させていただかないと、契約内容の確認ができないのですが・・・
制作会社 失礼ですね。なんども言いますが、私たちはSPAM行為(不正行為)は一切やっていません。まして企業秘密を公開できません、私たちがSPAM(不正行為)をやっているというのですか? キーッ!

打ち合わせはこのような形で、全く会話にならなかった。

こちらの質問に答えることはない。

「当社ではSPAM行為(不正行為)は一切やっていません」と言い続け、しつこくつつくと、逆ギレ。

これ、テレビのスクープなどで、詐欺などの疑いが問題になった企業に記者が質問したとき、都合の悪いことは一切こたえず、最後に切れるというおきまりのパターンで、他の悪徳SEO(検索エンジン上位表示)業者にも当てはまる。

耐震補強工事を装った詐欺と悪徳SEO業者の類似点

そういえば、かつてお年寄りを狙った「リフォーム詐欺」の一つで、耐震補強工事が必要!と持ちかけ、実は何もやらなかったり、無駄な鉄筋が入って、本質的な補強をしない悪質な詐欺が社会問題化したことがある。

そうした問題の疑いがある業者に、TVの記者が取材をした映像を見たことがあるが、悪徳SEO(検索エンジン上位表示)業者と話をしても、ほぼ同じ流れになる。

  偽装住宅リフォーム事件のパターン悪徳SEO業者のパターン
クライアント(または、ジャーナリスト)の質問 耐震補強工事ということだが、具体的にどこに、どんな工事をするのか明確にしてほしい 検索エンジン(検索エンジン上位表示)対策というが、具体的にどんなことをされるのか教えてほしい
  業者の回答 専門的なことなので説明できない(説明してもわからないでしょ) 専門的なことなので説明できない(説明してもわからないでしょ)
クライアント(または、ジャーナリスト)の質問 では、専門家による第3者評価をさせてほしい 専門家にわかるようにSPAMでないことを証明してほしい
  業者の回答 企業秘密を見せることはできない 企業秘密で教えられない
クライアント(または、ジャーナリスト)の質問 具体的内容がわからないのは困る 具体的内容がわからないのは困る
  業者の回答 当社が詐欺をしているというのか?(逆ギレ) 当社がSPAM(不正行為)をしているというのか?(逆ギレ)

 

よくわからないのに、SEO(検索エンジン上位表示)対策を依頼してはいけない。(めっちゃ危険!!)

この会社は本当にSPAM行為(不正行為)をしていないのかもしれない。

だが、発注者からの質問に的確に答えることができないというだけで、業種、業態にかかわらず、事業者の姿勢としていかがなものであろうか?

また、SEO(検索エンジン上位表示)対策の場合、どんな施策をしているのかを明らかにしないと、ホームページのオーナーとしては安心できない。

SPAM(不正行為)であることがGoogleにばれれば、Google八分と言われるペナルティ(罰)を科され、検索エンジンで全く引っかからなくなるからだ。

 

通常、ホームページへ初めて来る人たちは、検索エンジン経由が8割と言われる。

SPAM(不正行為)認定されれば、その8割の訪問者がいなくなるのだから、ネットを使ったビジネスは立ちゆかない。

したがって、SPAM(不正行為)でない施策をとることは、リスクマネージメントの観点からも極めて重要なのである。

 

SEO対策ノウハウはインターネットで共有された科学的データの積み重ね

SEO(検索エンジン上位表示)対策の基本は、インターネット上で様々な人たちが行った施策と結果を共有し、膨大な情報を収集する中で、科学的に成果と認定されたもののみが有効なものとされる。

Google自信が、どうすれば上位表示されるかを明言していないため、様々な推測を行い、実験して、結果を見ること以外に、有効な手が何かが明らかにならないためである。

そこで、インターネット上で膨大なサイト(ホームページ)に対して、膨大な実験を、膨大な人たちが行い、その情報を共有している。

そして、多くの人に認められた施策は、一般的な知識としてSEO(検索エンジン上位表示)に携わる人たちに共有されている。

数千とか数万のサイトを運営しない限り、こうしたデータの収集はできないから、自社独自のノウハウで圧倒的な成果を上げる方法があるとは、考えにくいし、眉唾ものとされるのがSEO(検索エンジン上位表示)コンサルタントの常識である。

 

独自のノウハウなんて99%嘘と思え

したがって、企業秘密とされるノウハウが、本当に独自のものである可能性は極めて低い。

何をすれば上位にくるかは、一般的に知られているからである。

そして、何がSPAM(不正行為)かも広く知られている。

もちろん、リンクを集めることは、効果が出るが、危険な行為(SPAM=不正行為)であることも知られている。

つまり、企業秘密と言っている上位表示の手法の多くは、SPAM(不正行為)でない可能性は限りなくゼロに近いのである。

というより、本物のSEO(検索エンジン上位表示)コンサルタントに言わせれば、「SPAM(不正行為)でない外部施策を有償で行うことは不可能」とされる。

逆に言えば、本物のSEO(検索エンジン上位表示)業者とは、サイト(ホームページ)そのもののコンテンツ(記事)作成、コード(html、データ)の修正、チューニング(調整)を行ってくれる業者であり、外部施策をする業者は偽物だと言えるのだ。

上位表示に妥当なコストとは?

さて、このサイト(ホームページ)についてはターゲットのキーワード(上位表示したいキーワード)では検索結果として2位を実現している。

しかし、ターゲットキーワードの検索ボリューム(そのキーワードで検索される数)はわずか 110件/月

8割がクリックしてくれるとしても、88件/月のアクセスを得るために8万円/月 の費用をかけていることになる。

その費用対効果をどう評価するか?を考えなくてはならないはずだ。

しかし、担当者は自分たちが検索したキーワードで2位になったことにのみ喜び、そのための必要コストと言い切っている。

本来、ホームページの目的は、まだ見ぬお客様に自社のことをしってもらい、資料請求や商品購入につなげるためのもの。

どんなに検索上位に来ても、自社サイト(ホームページ)に来る客数が少なければ意味がない。

 

運営費をまかなう収入はゼロ

さらに、このサイト(ホームページ)の場合の特殊事情がある。

実は、このサイト(ホームページ)と、そこで提供されるサービスはボランティアで運営されているのだ。

同じサービスを実業として展開している会社は他にも複数存在するのだが、このサイト(ホームページ)では無料なのである。

つまり、このサイト(ホームページ)で提供するサービスは、無償提供されており、収入がない。

しかも、原則として、社会貢献のためにやっているため、大きなビジネスにする計画もない。

したがって、運営にかかっているコストは、社長が全額個人負担しているという現実がある。

このような状態において、運営にかけてもよい費用など、可能な限り削るべきであり、費用対効果を厳しく見極めていかねばならないはずだ。

 

こうした観点から考えても、担当者のコスト意識が低すぎ、担当者として不適切であると感じた。

同様に、こうした事情を理解しているはずのウェブ制作会社も、これだけの金額を請求してくるという「意識」「感性」については、「金儲け主義」の姿勢が見られ、とてもではないが、ボランティア精神で運営されているサイト、サービスのパートナーとしてふさわしいとは思えない。

 

この業者とはつきあうべきではない

これらのことをまとめると、以下のようになる

 

  1. 実施していると主張するSEO(検索エンジン上位表示)対策について、SPAM(不正行為)でないことを証明することを拒否している
  2. 作業内容について明らかにするように依頼すると、逆ギレした。
  3. そもそも、予算を削減すべき顧客から大きな金額を取ろうと考えているように見える

 これらのことから、私はこの制作会社が、極めて怪しいと判断せざるを得なかった。

 

誤って悪徳SEO業者と契約をしてしまったらどうすればいいの?

さて、このウェブ制作会社がSPAM行為(不正行為)を行っていた場合、契約を解除すればいいのか?というと、実は話は簡単ではない。

契約を解除しても、SPAM行為(不正行為)を行っている状態であるならば、この業者自らがGoogleに「あのサイトはSPAM(不正行為)をやっていますよ」とたれ込むことで、Googleからのペナルティを受けてしまう可能性があるからだ。

もちろん、この方法はSPAM業者(不正行為による検索エンジン上位表示を行っている会社)にとっても諸刃の剣で、リンク元のサイト(ホームページ)がSPAM(不正行為)用のサイト(ホームページ)とGoogleに認知されれば、他のSEO(検索エンジン上位表示)の顧客へのリンクが無効化、あるいは、ペナルティを食らう可能性があるからだ。

それでも、サイト(ホームページ)のオーナーからすれば、人質を取られているようなものであり、大きなリスクを抱えていることになる。

ネットやITに関わらず、こうした悪徳業者に関わってしまうと、様々なリスクを長期間抱えてしまうことになるのである。

したがって、業者の選定にはくれぐれも気をつけなければいけない。

 

悪徳業者に引っかかっていることさえ気づいていないかも?

詐欺師が一流の「人たらし」であるように、こうした悪徳業者の営業マンも、一見すると人あたりがよく、「いい人」に見えるものである。

そのため、詐欺の被害者や悪徳業者にひっかる人たちというのは、専門知識がないため相手の言っていることを理解できないのに「あの『いい人』が勧めているのだから・・」と、つい契約してしまうのである。

日本人は「性善説」で生きている人が多い。

そうした人たちの知識がないことにつけ込み、金を巻き上げようとする輩がなんと多いことか!

特に、IT、ホームページ、インターネットというものは、知識のない人にとって「必要であるとは思うが、よくわからない」とされている。

そこにつけ込む業者がとにかく多いのだ。

難儀なことに、こうした業者にひっかかる人たちは、自分たちにとって不要なものにが法外な費用を払っていることに気づくことさえないという人が大半だ。

知識がないために、気づかないのである。

 

こんな悪徳業者を撲滅させたい!

私はこれまでこうした詐欺的な行為をする業者と戦ってきた。

同じ業界に身を置いている一人として、こうした業者を撲滅したいと思っているし、知識のない善良な方々を守りたいと思っているからだ。

 

先日も、社長1人、社員1人というたった2人の会社に、ITセキュリティ向上のための製品として、初期費用30万円、月額利用料1万円という装置を売り込んできた大手IT業者がいた。

社長が私の友人であったため、「こんなん必要って言われたんやけど、ほんまに要るの?」と電話があった。

はっきり言って、オーバースペックだし、こんな小規模企業では使いこなせない。

しかも、この会社では、漏洩して困る情報はIT化されていない。

もちろん、リスクはゼロにはできないが、費用対効果を考えると不要だと判断した。

 

悪徳業者に引っかからないようにするためには?

今回のSEO(検索エンジン上位表示)業者の件も、他のIT関連の機器やサービスにおいても、信頼できる専門家を捕まえることでこうした被害を避けることができた。

社長自ら社外に出て、人脈を作り、ビジネスとは関係のないところで活動する姿を見て、信頼関係を構築できた専門家を作るべきなのだ。

そうすれば、自らに知識がなくても、助けてもらえるだろう。

このブログをご覧いただいている方々が、こうした被害に遭われていないこと、これからも遭われないことを願って止まない。

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岡本 興一

クライアント経営者からは「カウンセラー」と呼ばれている自称「IT活用コンサルタント」。 ホームページ制作の依頼があっても、経営改善のための社長カウンセリングが始まり、なかなか制作が始まらないということで有名。 1971年生まれ。国立大阪大学工学部卒業。 ネットとITに詳しい経営者のサポーターで、仕組み作りのプロフェッショナル。 PHS販売数日本一の通販サイトや、圧倒的な売上を作るホテルのサイトなど多数プロデュースし、インターネットやITを経営に役立てるためのノウハウを常に仕入れ、実践しているだけでなく、経営に関する様々なノウハウ、メソッドの研究を行っており企業の「戦略」策定能力には定評がある。 保有資格:ITコーディネータ / CompTIA e-Biz+ / TCAE /公認情報セキュリティ監査人 / 情報セキュリティアドミニストレータ / CSMS(米国SEW認定SEO/SEM スペシャリスト)など多数
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